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巨人、問われる「名将」育成力 由伸監督、勝負の3年目 2年連続Bクラスなら球団史上初 (1/2ページ)

 巨人・高橋由伸監督(43)は今季、就任当初から期待されていたチーム若返りのため、ようやく若手野手の起用に本腰を入れ始めた。

 大卒2年目の吉川尚輝(23)、高卒4年目の岡本和真(21)両内野手を開幕からスタメン起用。昨秋ドラフト3位の大城卓三(捕手=NTT西日本)、5位の田中俊太(内野手=日立製作所)にも1軍で出番を与えている。

 だが、遅きに失した感は否めない。今季が3年契約の最終年。本来なら種まき、水やりときて、花を咲かせる集大成の3年目だ。ましてリーグ優勝を逃せば、4年連続V逸の球団ワースト記録に並ぶ。

 現役引退して即就任した高橋監督は、大目に見てもらえる初年度こそ、野心にあふれる若手抜擢や自らの野球観の試行錯誤を思い切って断行できたはずだ。ところが大局観なく目先の結果を追い、昨季は開幕から干していた村田修一(現BCリーグ・栃木)を球団史上ワースト13連敗後に一転、先発起用してまでAクラス入りに血道を上げたが、11年ぶりの4位に沈んだ揚げ句、シーズン後に村田のクビを切った。

 この2年間を振り返っても、一本立ちした若手野手は皆無。誰より長い目で育成してもらったのは、高橋監督自身に他ならない。指導者経験の不足で割り引かれ、成績不振の責任は周囲がかぶってきた。幸い監督の人事権を握る親会社トップ、読売新聞グループ本社・渡辺恒雄主筆(91)の覚えはめでたく、寵愛する青年監督を全面支持の姿勢で一貫している。

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