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大関当確も栃ノ心に落とし穴…平幕・正代に不覚も「今日の負けた相撲は忘れたい」

 ■大相撲夏場所13日目(25日、東京・両国国技館)

 ついに土がついた。12戦全勝だった関脇栃ノ心は、立ち合いに右を差せず、左上手も取れないまま強引に前に出たが、土俵際で平幕の正代の引き落としにバッタリ。横綱鶴竜と1敗で並んだ。

 正代には先場所も敗れている。「先場所は先場所。今場所は今場所。引かれたから、そのまま入っていこうと思ったけど…」と唇をかんだ。

 前日に白鵬を破った時点で、大関はほぼ当確。もともとは地味な力士だが、強くなるとともに人気も急上昇している。

 懸賞の中には、国技館に足を運んだファンの投票で最多数の取組にかかる「森永賞」がある。人気のバロメーターともいえる懸賞で、普段は横綱、大関の取組がほとんどだが、今場所は栃ノ心の取組に13日中6回もかかっている。中日以降に5回と、実力とともに人気でも横綱、大関をしのぐ存在になってきた。

 土俵外のイベントなどにも、お呼びがかかるようになった。

 6月23日に愛知・豊田スタジアムで行われるラグビー日本代表と母国ジョージアとのテストマッチでは、特別応援サポーターを務める。SNSを通じての情報発信、当日の会場でのイベントにも参加する予定で、新大関での登場となるだけにファンも大喜びだろう。ジョージアでは名誉観光大使を務めており、「ラグビーを通じて母国の名前を知ってもらえればうれしい」。

 世界11位の日本代表に対しジョージアは12位。「ランキングも近いし、きっと面白い試合になるよ」とPRしている。

 土はついたが、「今日の負けた相撲は忘れたい」と気持ちを切り替え改めて賜杯を狙う。

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