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【高校野球 新・名将列伝】スター候補中心に目指す「甲子園ベスト4」 星稜・林和成監督 (1/2ページ)

★星稜・林和成監督(4)

 今春のセンバツ大会で、星稜に久々のスター候補生が出現した。プロのスカウトは「来年のドラフト上位」と目をギラつかせ、目ざとい女性ファンはマスクもいい16歳をマークした。

 監督の林和成(42)はこの大会の目標を「ベスト8」としていた。それを達成する原動力となったのが、2年生右腕の奥川恭伸だった。

 3試合とも2番手で登板しロングリリーフ。通算16回1/3を投げ、わずか3失点。準々決勝で三重に延長の末に敗れたが、林は「奥川を出して負けたらしようがない」と納得していた。

 奥川は石川・宇ノ木中時代に軟式の全国大会で優勝。高校から硬球を握ったのに、すぐに142キロをマークした。球速はどんどん上がり、今春の時点でМAX146キロ。数字以上に伸びがあり、変化球の精度も高い。

 逸材が入学すると、高校野球の監督にはプレッシャーがかかる。いまの林がそうだ。「どこまで伸びるか、末恐ろしい。うまく育てなければいけない」。ましてや投手はデリケート。壊してしまう不安と戦いながら、極限まで鍛えることが監督の使命でもある。

 センバツ大会で敗れた夜、林はミーティングで「捲土重来をスローガンに、夏を目指す」と話した。昨秋から今春までとは違う野球をする、という意思表示だった。

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