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一昨年夏の甲子園V右腕、西武・今井は“ダルビッシュ2世” 1軍初登板でプロ初勝利

 一昨年夏の甲子園V右腕で2年目の西武・今井達也投手(20)=作新学院高出身=が、13日のヤクルト戦(メットライフドーム)で1軍初登板初先発。6回1失点でプロ初勝利を飾った。

 最速152キロの直球で押した今井は「まだ1勝目。これからドンドン恩返ししたい。2軍と違う、いい緊張感の中で投げることができた」。

 昨年は、1軍キャンプに抜擢されたものの3日目に右肩を痛め離脱するなど、年間3度も故障。今年1月下旬には19歳で喫煙しながらパチスロをしているところを週刊文春に撮られ、球団から対外試合出場停止とユニホーム着用禁止の処分を受けたが、それ以上に練習態度も問題視された。

 5月4日に初登板し、イースタン・リーグ4試合で2勝1敗、防御率2・52と決して飛び抜けた成績ではなく、前回登板の7日・イースタン・リーグ巨人戦は5回3失点で敗戦投手。それだけに球団幹部は「2軍のとき以上のボールを投げていた。ブルペンで捕手の後ろに立っていると怖いぐらいのボールを投げていたし期待はしていたけど、ボールも気持ちも、やはり甲子園優勝投手はモノが違う」と驚いた。

 現カブスのダルビッシュ有に酷似した経緯をたどっている。ダルビッシュは1年目にキャンプ地のパチンコ店で喫煙している姿を写真週刊誌に撮られ、強制送還。イースタンで5月5日の初登板以降5試合で1勝1敗、防御率4・15とパッとしなかったが、投手不足と「ああいう投手は大舞台の方が活躍する」という球団の方針で、6月15日・広島戦で1軍デビューし9回途中2失点でプロ初勝利を挙げた。

 パ・リーグ首位の西武も、内情は投手陣の駒不足に苦しんでいる。今井は楽天にFA移籍した岸の背番号「11」を引き継いだが、同じ11番で何かとよく似ているだけに“ダルビッシュ2世”と呼ばれることになるかもしれない。(塚沢健太郎)

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