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【神谷光男 スポーツ随想】日大あまりにバツ悪すぎ… 「関東インカレ成績枠」で箱根駅伝出場  (1/2ページ)

 あまりにもタイミングが悪すぎた。来年正月が第95回の記念大会になる箱根駅伝に「関東インカレ成績枠」で、いまや負の話題を一身に背負った日大の出場が早々と決まった。

 「本当はバンザイして喜ぶことだけど、まるでどさくさ紛れに出場権を手に入れたみたいで、心境は複雑だ」と日大の陸上関係者は苦笑いした。

 どういうことなのか。来年の記念大会は、例年より2校増の23チーム(関東学連選抜を含む)で行われ、10月の予選会枠は1校増の上位11校が本戦に進出する。

 それとは別に、先日の関東学生陸上選手権(インカレ)の2014-18年の5大会の総合得点最多校に出場権が与えられることになっていた。前回予選会11位で敗退し、今年正月の箱根路を走れなかった日大は、関東インカレ7連覇という競技全般の強さにものをいわせて2年ぶり88回目の出場を決めたわけだ。

 とはいえ主催の読売新聞や、後援の報知などがごく短く報じただけで、関係者以外で知る人は少ない。 

 箱根駅伝は本大会10位以内のシード権を逃すと、まず予選会(東京都立川市)にピークを合わせ、通過すればさらに本大会と2度ピーク作りを強いられる。

 新興校が絶好のPRの場として力を入れ、年ごとに出場権争いが激化。12回優勝の日大のような伝統校といえども、一度落ちるとはい上がるのが難しい。もし、日大がシード権を持っていたら、インカレ枠は繰り下がりで2位の順大に回ることになっていた。