記事詳細

【中山徹 俺にも言わせろ】ミケルソンの違反はゴルフの歴史に「おかしな汚点」 超一流、人気選手を失格にしたくはなく… (1/2ページ)

 カチンカチンに引き締まったグリーン。どう打っても寄りそうにないカップ位置。今年の全米オープンの会場、シネコックヒルズGC(米ニューヨーク州)は、選手イジメのために仕上げたようなコースだった。

 大会3日目には、世界メジャー5勝(ツアー通算43勝)のフィル・ミケルソンがしでかした。13番グリーンで下りのパットを打ち、オーバーしたボールがグリーンからこぼれおちそうになったので、小走りでボールを追い掛け、まだコロコロ転がって(動いて)いるにも関わらず、打ち返したのだ。

 「次のホールに早く行きたかった。(2打罰の)ペナルティーの方がよいと判断した」とホールアウト後、ミケルソンは答えたそうだ。主催団体である全米ゴルフ協会(USGA)は競技終了後に会見を開き、「ルールに従いペナルティーを科した。意図に関係なく、動いているボールを打ったことで2罰打。(失格判断の規則は)非常事態でしか使われず、今回は適用されない。(ミケルソンは)罰打を受けたのだから明日(最終日)もプレーできる」と説明したという。USGAは超一流、人気選手を失格にはしたくなかった。ギャラリー誘致を最優先させたのではないか。

 何を言ってんだよ! 動いているボールを意図的に打ち返したんだぜ。俺が競技委員長だったら「失格!」でおしまいだね。もしパットが入らないことを察知して、転がっているボールをカップ近くで再び打ち返しカップインさせても2罰打で済むのか。ホッケーじゃないんだから、止まっているボールを打つのがゴルフなんだから。