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須藤氏が提言 巨人、逆転Vへブレるな 「ベンチがやりたい野球示せ」

 巨人は今季も首位広島に2勝8敗とやられっぱなしだ。ゲーム差は8・5まで広がった(28日現在)が、元巨人ヘッドコーチで夕刊フジ評論家の須藤豊氏は「まだまだあきらめる段階じゃない」とハッパ。逆転Vに必要な覚悟を説く。

 中5日で先発したエースでも勝てなかった。この日の広島戦(マツダ)で菅野智之投手(28)が5回に痛恨の逆転3ランを被弾。チームは4連敗を喫した。

 5回までに菅野が投じた球数は実に113。須藤氏は「連敗ストップへ1点もやれないと丁寧に投げたが、きわどいコースを球審に全部ボールと判定された。テンポの悪さも一因だろう。そして広島打線は1球1球への執念が違う。最後は根負けした格好だ」と話す。

 巨人の苦手意識はいかんともしがたく、「土俵の真ん中で相撲を取らないと勝てない」と表現。個々の打者成績はそれなりでも、赤ヘル打線のように束になって掛かれない打線の象徴が、2番打者の人選だ。

 先週から陽岱鋼外野手(31)を起用しているが、須藤氏は「どういう野球をしたいのか。陽の打撃は大味。昨季後半にやった『2番マギー』と一緒で、監督は何もせず打ってくれるのを待つだけ。安打は出ても、塁の奪い合いであるベースボールをやる打線にならない」と一刀両断。「陽を6、7番に置いた方が8番小林も生きる」と打順の見直しを求める。

 開幕当初は2年目の期待株、吉川尚を「2番・二塁」で先発で固定。強固なセンターラインが形成された。だが打力不足から吉川尚がベンチを温める機会が増加。主戦捕手の小林も今回の3連戦では、リードを問題視され懲罰交代を食らうなど信頼低下。センターラインがガタついている。

 須藤氏は「ここから本気で優勝を目指すなら、ベンチがどんな野球をやりたいのか、打順やセンターラインでしっかり示すべき。ブレてはいけない」と強調。シーズンはまもなく折り返しを迎える。

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