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大谷兄の夏終わる 弟とは対照の“裏街道”の野球人生も…夢みた全国大会で確かな一歩 (1/2ページ)

 第89回都市対抗1回戦(17日、東京ドーム)で、初出場のトヨタ自動車東日本は、優勝7度の東芝に1-12の7回コールドで敗退した。米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手(24)を弟に持つ龍太外野手(30)にとって初めての全国大会はあっけなく終わった。

 「練習で球場の雰囲気は分かっていたはずでしたがお客さんが入ると守備同士の声が聞こえなくなる。緊張がなかったといえばウソになります」

 完敗に悔しさを押し殺す表情の目元は弟とうり二つ。それでも、「1番・左翼」で先発し2打数1安打1死球。3回の第2打席では高めに浮いた142キロの直球を右前へ快打した。夢にみた全国大会で確かな一歩を刻んだ。

 弟とは対照的に兄は日の当たらない“裏街道”を進んできた。

 県立前沢高を卒業後、地元企業に就職して、工場勤務の傍ら地元のクラブチームで3年間プレー。さらに独立リーグの高知で2年間。その間に7つ下の翔平は甲子園に出場し、高校3年時には160キロもマークするなど一気に全国区になった。

 「そりゃあもう、けっこう『大谷の兄貴だ!』って言われてますよ」

 冗談めかして世間から浴びる遠慮のない比較の声を紹介する龍太。

 「大リーグに行って、あんなにすぐに打てるようになるとは思っていなかったですよ。同じ選手としてやはり対応力がすごい」

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