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東京五輪 「酷暑」マラソンは本当に大丈夫か? 時間を早めても残る不安 (1/2ページ)

 「異常気象による殺人熱波」と言われるが、気象学の専門家の間では、地球温暖化で今後はこの状況が常態化するとも指摘されている。2020年の東京五輪(7月24日開幕)は炎天下での死闘となることが予想され、暑さ対策として一部の競技の開始時間が早められた。だが、それでも大丈夫なのか…なのだ。

 スイス・ローザンヌで18日に開かれた国際オリンピック委員会(IOC)理事会で大会組織委員会の日程案が承認された。マラソンは30分前倒しした午前7時、男子50キロ競歩は1時間半早めた6時にスタートする。

 マラソンの優勝タイムをみると、リオ五輪(16年)の男子は2時間8分44秒、女子は2時間24分04秒。男子50キロ競歩は3時間40分58秒と、少なくとも2時間以上は熱戦が続くことになる。

 岐阜県多治見市で40度を突破した18日、東京の気温はどうだったか。

 気象庁のデータでは、最高気温は午前11時18分の35・5度。競技の開始時間と重なる午前7時ですでに28・7度で、2時間後の9時には33度に達した。湿度もこの2時間の間、最高82%で、サウナ風呂の中にいるような環境だった。

 19日も午前7時で29・2度、湿度80%。9時には30度以上に。競技開始当日、このような状況だと選手、スタッフ、観客にとってまさに危険な酷暑となる。

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