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稀勢の里、故郷で珍しく冗舌 「崖っぷち」も白鵬休場なら追い風?

 8場所連続休場中で崖っぷちの横綱稀勢の里(32)にとって、再出発のきっかけになるか。大相撲秋場所(9月9日初日=両国国技館)までちょうど1カ月となった9日、茨城県龍ケ崎市で夏巡業が行われ、同市の小、中学校に通い、中2のときにお隣の牛久市に転居した稀勢の里は「また活躍できるように頑張りたい」などといつになく多弁だった。

 会場近くの山にある約140段の階段を子供のころに上り下りし足腰を鍛えた逸話を自ら披露。「嫌だったけど、しっかり体をつくれた。今につながっている」と感慨深げだ。

 また、小学2年のときに初めて出場した地元の少年相撲大会で5人勝ち抜きを達成。「金メダルをもらって、うまみを感じた。あれがなかったら相撲はやっていなかった。原点ですね」と笑顔が絶えなかった。

 稽古では相撲を取らずに基本運動で汗をかき、「ここからが大事」と自らに言い聞かせる。

 7月の名古屋場所を全休し、7場所連続全休の貴乃花を抜いて年6場所制となった1958年以降の横綱のワースト記録を更新した。進退がかかる出場へ向けて待ったなしの状況だが、ここにきて白鵬が右膝を手術する可能性を示唆。稀勢の里にとっては、出場すれば追い風になりそうな状況もある。

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