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常勝・巨人の伝統「4番サード」 生え抜き・岡本で“聖域”復活なるか (1/2ページ)

 常勝巨人の記憶を呼び起こす「4番サード」の響きが復活するか。30年ぶりに生え抜きに出現した“聖域”の後継候補、岡本和真内野手(22)が日本新記録に向けて驀進(ばくしん)中だ。

 6月初旬から4番に座る岡本は、2日の中日戦(ナゴヤドーム)で28号3ランを含む3安打、4打点の荒稼ぎ。相手先発の松坂の直球に「センター方向を意識した」。バックスクリーンまで運ぶ大アーチで、近づいてきた30発の大台に「あまり意識はしていない。なんとか走者をかえそうというだけ」と謙虚に話した。

 それでも打率は・315まで上昇し、89打点はシーズン102打点ペース。巨人生え抜きの右打者では、長嶋茂雄と原辰徳しか達成していない打率3割、30本塁打、100打点の大台も視野に入ってきた。本人は3部門のうち「(達成できれば)100打点が一番うれしい」と明かすが、22歳の今季に到達すればプロ野球史上最年少記録の更新となる。

 そして岡本には偉大な伝統を復興する期待もかかる。大記録の先達の長嶋、原はともにプロ入り前からスターで、「4番・三塁」の聖域は野球少年のあこがれのポジションだった。だが原がアキレス腱痛でコンバートされた1989年以降、巨人のホットコーナーを任された主砲は江藤智、小久保裕紀、小笠原道大、村田修一ら移籍組ばかり。平成の30年間は「大空位時代」だったのだ。

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