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吉田、根尾だけじゃない!1位候補がずらり 空前の混迷ドラフト、問われる球団の戦略 (1/3ページ)

 今年のドラフト会議は日本シリーズ開幕2日前の10月25日に行われるが、清宮幸太郎内野手(早実高→現日本ハム)に7球団の1位指名が競合した昨年から一転、各球団の思惑が交錯し混戦模様となっている。開催中の第12回U18アジア選手権(宮崎)の出場メンバーでは、金足農の150キロ右腕・吉田輝星投手、大阪桐蔭の“多刀流”根尾昂内野手に対する評価が高いが、同校の藤原恭大外野手、報徳学園・小園海斗内野手も1位指名が確実視される。一方で、東洋大の“150キロトリオ”ら即戦力投手も充実。多士済々だ。(片岡将)

 「これだけ人材が多彩な年も珍しい。球団の戦略が問われるドラフトになりそうだよ」

 某セ・リーグ球団幹部は、こう頭を悩ませている。昨年は高校通算111本塁打のスラッガーをめぐり“清宮ドラフト”の様相を呈したが、今年はチーム事情や地域性によって割れそうだ。

 U18アジア選手権で1次リーグA組の日本は4日、スリランカに15-0の6回コールドで圧勝。5番右翼で先発した根尾は、サイクルヒットを達成した前日の香港戦から一転、3打数無安打に終わったが、4回の守りから退くと、リリーフ登板が有力視される翌5日の韓国戦に向けてブルペンへ直行した。

 「投手としても、いつでもいける準備をする。韓国はかなり手ごわい。チームとして向かっていきたい」

 遊撃を中心に内、外野、投手をすべて高いレベルでこなす、たぐいまれなタレントに、日本ハムは木の花ドームで行われた試合前練習まで山田スカウト顧問が密着。中日も本拠地名古屋のお隣、岐阜県出身のスター候補を逃す手はなく、熱視線を送っている。

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