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吉田、根尾だけじゃない!1位候補がずらり 空前の混迷ドラフト、問われる球団の戦略 (2/3ページ)

 一方、韓国戦先発濃厚の吉田はブルペンで50球を投げ込んだ。「好きな球団」と公言してはばからない巨人の鹿取GMが韓国戦を視察。楽天も地元東北に出現したスターは渡せないとばかりに、10人体制でチェック。他球団も編成のトップ級が韓国戦に合わせて宮崎入りした。

 あるスカウトは「八戸学院大への進学が決定的だったが、甲子園で決勝まで進み、日本代表にも入ったことで心境は変わっているはず」とプロ志望届を提出する可能性が高いとみている。

 現時点で根尾と吉田には複数球団の1位指名が競合するともっぱらだ。

 また、昨年のU18W杯(カナダ)でも2年生ながら代表メンバー入りしていた藤原と小園が、この日そろって2安打2打点。米大リーグ・フィリーズの大慈彌スカウトは「スピードなら藤原と小園。身体能力の高さを考えれば将来的にメジャーで見たい選手です」と絶賛する。

 代表では他にも、大阪桐蔭を春夏連覇に導いたエース柿木蓮投手、190センチの長身から投げ下ろす最速149キロのストレートが魅力の浦和学院・渡辺勇太朗投手に1位指名の可能性がある。

 大学生も負けず劣らず逸材ぞろいだ。8月28日のU18壮行試合(神宮)で大学日本代表の7番手として9回に登板した東洋大・甲斐野央(かいの・ひろし)投手は最速159キロの剛腕。広島の苑田スカウト統括部長は「今すぐにでもプロで抑えが務まる」と太鼓判を押す。今季は守護神の不振に悩む球団が続出しただけに需要がありそうだ。

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