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吉田、根尾だけじゃない!1位候補がずらり 空前の混迷ドラフト、問われる球団の戦略 (3/3ページ)

 東洋大では上茶谷(かみちゃたに)大河、梅津晃大(こうだい)の両投手も最速150キロ超で1位候補。某パ・リーグ球団スカウトは「完成度では上茶谷。潜在能力では梅津。チーム状況によって即戦力を獲りに行くか、将来性に賭けるかで評価が分かれそうだ」。

 日体大の最速154キロ右腕・松本航投手は大学ナンバーワン投手と目される。同僚で同155キロの東妻(あづま)勇輔投手も有力な1位候補だ。

 前出のスカウトは「松本の投球フォームは理想的。制球もよく、状態さえよければ1年目から活躍できると思う。東妻は逆に荒々しさが特徴で、制球には課題が残るが、フォームを矯正すると良さも消えるかもしれない。指導者の手腕が問われる難しさがある」。

 先発左腕不足に悩む球団は、184センチの長身から最速149キロを投げ込む富士大・鈴木翔天(そら)投手の動向から目が離せないだろう。3年秋には八戸工大戦で15三振を奪い北東北大学リーグ史上初の完全試合を達成。一躍ドラフトの主役に躍り出たかにみえたが、今春左肘痛を発症。2年時に肩と肘を故障した経緯もあり、各球団は慎重に見守っている。

 社会人では断然の人気を誇っていたパナソニック・吉川峻平投手(23)が、日本のプロ野球を経ず直接メジャーに挑戦する意向。そんな中で1位指名が有力視されるのはHondaの大型右腕・斎藤友貴哉投手(23)で、桐蔭横浜大時にもプロ志望届を提出したが無念の指名漏れ。社会人で腕を磨き、最速153キロをマークするまでに成長した。

 スカウト陣にとっては目移りしそうな顔ぶれだが、最終的に「こいつを選んで本当によかった」と思わせるのは、いったい誰か。

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