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【山崎武司 メッタ斬り 生涯ジャイアン】他人事ではないパワハラ問題… 諸悪の根源は居座る“トップ” (1/2ページ)

 レスリング、アメフト、ボクシング、体操、重量挙げ…各競技でとめどなくパワハラ問題が噴出していて、指導者にとって非常に難しい時代になったと感じる。

 どこまで指導と認められ、どこから体罰・パワハラとなるのか、“線引き”が問題だ。

 たとえば、体操の宮川紗江選手(19)に速見佑斗コーチ(34)がビンタをふるう映像が第三者によって暴露されたときには、オレも「スゲーな」と思ったし、みんなが「これはひどい」となったのもわかる。

 しかし、断片的な場面だけで判断してはいけないと思うんだ。オレだったら、仮に自分の子供が指導者に引っぱたかれたとわかったら、まず理由をじっくり聞く。反抗的な態度を繰り返していたとか、それなりの経緯がわかったら、文句を言うつもりはない。

 まして宮川選手の場合は日本一になろう、五輪に出ようというレベルの選手でしょ。「いいよ~」「最高だよ」とほめるだけで、そういうところで勝負できるのか。大いに疑問だ。確かに今の時代、殴る蹴るは受け入れられないだろうが、「コラ、オマエ」と強い口調になることもあって当然だと思う。

 それに本来、選手と指導者の関係は、端から見ているだけでは判断できない部分がある。宮川選手が「それでも自分にとって必要なコーチ」と断言していることは、尊重されるべきだろう。

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