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男・村田効果で巨人覚醒! 阿部、長野、坂本「目の色変わった」 (1/2ページ)

 巨人が本拠地最終戦となった9月30日の広島戦(東京ドーム)でサヨナラ勝ち。窮地に立たされていた主催試合入場者300万人突破とクライマックスシリーズ(CS)進出へ、“男・村田”が風向きを大きく変えた。

 今季も5勝17敗1分と苦しめられた天敵相手に1点を追う9回。1番坂本の安打から4番岡本の同点打、さらに1死満塁で6番長野が中前へ運びサヨナラ勝ちを収めた。

 殊勲の長野は「ゲッツーだけは最悪だなと。フルカウントだったんで食らいついていった」。試合中は来場者に再三、帰りの足を確認するよう注意喚起があった。台風24号の直撃を控え、JR東日本が午後8時の全線停止を予告していたのだ。

 試合終了は5時17分。もし長野が打てず延長に突入すれば、試合後の大事な時間が台無しとなる可能性もあった。最終戦セレモニー後に用意された、杉内俊哉の現役引退セレモニー。台風を気にしたファンがすっかり帰ってしまいスタンドがガラガラ、という残念な事態をバットで救った。

 わずか2日前の28日・横浜DeNA戦(同)も長野のサヨナラ打で決着。昨季で巨人をクビになり、今季所属したBCリーグ・栃木で現役を退いた村田修一氏(37)の胴上げを、サヨナラの余韻が残る最高のムードで行うに至った。

 球団関係者は「あの試合で阿部や長野、坂本の目の色が変わった気がする」と話す。3人は村田と併せて原前監督に「枢軸」と呼ばれ、黄金時代を支えた。だが栄光は遠ざかり、今季で4年連続V逸。覇権奪回だけを目指してきた元「枢軸」の失望は深く、トップの求心力が弱いチームはバラバラになりかけていた。

 そこに降ってわいたのが、台風21号で中止になった4日・DeNA戦(金沢)の振り替え試合だ。客寄せで企画された“村田祭り”に花を添えるべく再びギアを上げた元「枢軸」たちは、胴上げを目指しチーム一丸となる黄金時代の感覚を取り戻したかのよう。この一戦以降、3人の打席での集中力はすさまじい。

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