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10年ぶり優勝の西武・辻発彦監督に聞く“コミュニケーション術” 「言ったほうがいいやつにはボロクソ言う」「積極的にいった失敗は責めない」 (1/3ページ)

 “話のわかる上司”に変身した。西武は9月30日、日本ハム戦(札幌ドーム)に1-4で敗れたが、2位のソフトバンクも負けたため10年ぶり22度目のリーグ優勝が決定。かつて西武黄金時代の名二塁手として鳴らした辻発彦監督(59)は、中日時代には厳格な指導者として知られたが、昨年西武監督に就任してからは積極的に選手とコミュニケーションを取り、3年連続Bクラスに低迷していた古巣をわずか2年で立て直した。旧知の記者が本人を直撃し、成功の秘訣に迫った。(塚沢健太郎)

 現役時代は西武、ヤクルトでリーグ優勝10回、日本一7回。中日のコーチとしても2回優勝を経験している辻監督。20度目の胴上げで初めて、監督として自分が8度宙を舞った。

 現役時代から妥協を許さず、自分にも他人にも厳しい性格で知られていただけに、就任時には今どきの若い選手とうまくやっていけるのかと懸念する声も多かった。ところが監督になると、いい意味で変わった。

 橋上秀樹作戦コーチ(52)は「確かに中日では厳しかったと聞いていたけど、今はまったく違う。距離感を自分から縮めて、選手の方から話しやすい環境をつくっているよ。中日は落合さん(元監督、GM)の方針に従っていただけで、見ている感じだと、今の辻監督が素の姿なんだと思う」と証言。

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