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10年ぶり優勝の西武・辻発彦監督に聞く“コミュニケーション術” 「言ったほうがいいやつにはボロクソ言う」「積極的にいった失敗は責めない」 (3/3ページ)

 「名将といわれる人と一緒にやってきたけど、俺はそういう人たちと同じにはやれないと気づいた。俺は俺だから。ベンチで苦虫噛んだ顔をしているよりも、みんなとワーワー声を出してやるのが俺だから。黙っていられないし、それは自分が一番わかっている」

 --テレビにはベンチに座って黙り込んでいるシーンがよく映るが…

 「テレビに撮られるのは、投手が打たれたときとか、そういう場面ばかりだから。そういうときに笑うわけにはいかんやろ(笑)」

 --古巣の西武を2年で立て直した

 「選手の頑張りだよ。何でもかんでもサインを出して、こっちが動かしてだと、野球ゲームみたいになっちゃう。試合の中で選手が『ここは1球待った方がいい』とか、いろんなことを考えてくれるのが一番。ただ、積極性はなくさないように、そこは常に言っている。積極的にいった失敗は責めない。積極的にいかないと事は進まない」

 --就任時は「投手を中心とした守り勝つ野球」を掲げていたが、今季のチーム84失策(9月30日現在、以下同)はリーグ最多

 「エラーが減れば、守りがよくなったといえるわけではない。点を取られた後の、もう1点をどう防ぐかが課題だから」

 --チーム打率・273は両リーグを通じトップ、191本塁打はソフトバンクと並びトップタイ。対照的に47犠打は極端に少ない

 「うちはチーム防御率が4点台(4・27)でリーグワーストだし、打たれるんだから。投手が4点取られるなら、最初から送りバントしてもしようがない。それが今はうまくいっているだけ。抑えられるようになったら、また戦い方を変えていけばいい」

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