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“ノーヒッター”巨人・菅野、原一族のDNAと十字架 辰徳氏監督復帰でメジャー挑戦どうなる? (1/3ページ)

 巨人・菅野智之投手(29)が14日のクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第2戦で、ヤクルトを相手にポストシーズンでは初のノーヒットノーランを達成した。東海大野球部名誉総監督の故・原貢氏を祖父に持ち、伯父(母の兄)の原辰徳氏(60)は巨人で来季から3度目の指揮を執ることが決定。球界のロイヤルファミリーのDNAを受け継ぎ、原一族の最高傑作に成長したエースは、その血筋ゆえに近い将来、野球人生2度目の重大な岐路に立たされることになる。(笹森倫)

 4点リードで試合は中盤に入り、このままならレギュラーシーズン3位の巨人が、2位ヤクルトに2連勝でCSファイナルステージ進出へ。そんな下克上劇がすっかりかすんでしまうほど、周囲の視線は菅野の投球へと集中していった。

 7回2死まで走者を1人も出さず。「6回くらいから意識した。途中から完全に狙っていた」という完全試合の夢は、山田へのフルカウントからの四球で消えたものの、以降も7連続でアウトを奪い、自身初の金字塔を打ち立てた。

 「人生で何回かチャンスがあったが、初のノーヒットノーランをプレッシャーがかかる場面でできて満足。まさか自分が名前を刻めるとは思っていなかった。これからもその名に恥じない活躍をしないといけない」

 入団6年目の今季、自身最高の成績を残した原動力は、セ・リーグを代表するエースのプライドだ。昨季は沢村賞を初受賞したが、「パ・リーグの投手の成績はDH制を考慮に入れるべきだ」との理由で、選考委員の一部に西武・菊池との同時受賞を検討されたことに、納得がいかなかった。

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