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【山崎武司 メッタ斬り 生涯ジャイアン】同い年だからわかる…金本監督失敗の理由 若手に通じなかった“鉄人理論” (1/2ページ)

 阪神・金本知憲監督(50)が辞任した。僕と同じ1968年生まれということで注目していたし、頑張ってほしいと思っていたから残念だが、プロ野球という白黒がはっきりつく世界において、就任3年目にして最下位という結果の責任を取ることになったのはやむをえない。

 今後、僕が監督という立場になることがあるかどうかはわからないが、金本監督の奮闘、苦闘ぶりを見ていて勉強になることは多かった。

 やはり、いまどきの若い選手とコミュニケーションを取っていくことは簡単ではない。われわれの若い頃の“根性論”は通用しない。正直言って、阪神の選手を見ていて「どこを向いて野球をやっているのかな」と思わされることがあった。金本監督の圧倒的なオーラ、現役時代の実績に気後れして、顔色をうかがっているようなところが見受けられたのだ。監督の意向を伝えるコーチ陣がどれだけ機能していたかにも疑問が残る。

 そこは、今年1月に亡くなった星野仙一さんも悩まれたところだった。僕は87年に星野監督率いる中日でプロ生活をスタートさせ、2011年には楽天で同じユニホームを着た。中日時代は殴ったり怒鳴ったりしながら、強烈なカリスマ性で選手をぐいぐい引っ張っていたが、楽天では当初受け入れられず、途中から選手の話をじっくり聞いていた。指導のスタイルを変えたからこそ、13年の日本一があったのだと思う。

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