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圧勝!羽生結弦「日の昇る国のスケート王」 今季世界最高でV (1/2ページ)

 GPシリーズ第3戦フィンランド大会の男子フリー(4日)で、ショートプログラム(SP)1位の羽生結弦(23)=ANA=が世界初の4回転トーループ-トリプルアクセル(3回転半)の連続技で着氷。フリー190・43点、合計297・12点はいずれも今季世界最高で優勝を飾った。

 米インターナショナル・フィギュアスケーティング・マガジン誌は「羽生がランナウエーな(圧倒的に逃げ切るような)得点を記録して勝利した」「日の昇る国のスケート王」などと報じた。

 羽生は「新しいスタートを切れた」と笑顔を見せたが、満足はしていない。冒頭の4回転ループと、世界初の大技の着氷で少しよろめき、出来栄え点で減点されたことが不満。「ループジャンプが思わしくなかったし、他のエレメンツでも思わしくないところがあった。(世界初の連続技は)加点がつかなきゃ意味がない。加点がつくように頑張ります」と表情を引き締めた。

 もう1つ注目されていたのが、国際大会では誰も成功させたことのない超大技クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)への挑戦だったが、今大会では封印した。「やれても全日本選手権(12月21-24日、大阪)後かなと考えている」。右足首故障からの復帰戦だった9月のオータム・クラシック(カナダ)で優勝したものの低調に終わり、「いまこんなことを練習している場合じゃないと気づかされた」。今季前半は4回転半への挑戦は見送って、演目の習熟に専念する意向を示した。