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【神谷光男 スポーツ随想】東京五輪マラソンは夜間開催がベスト 早朝スタートも「5時半スタートなら起床は0時半」 (1/2ページ)

 2020年東京五輪の暑さ対策やレガシーとして浮上していたサマータイムの導入は、10月31日に開かれた自民党の研究会で正式に断念が決まった。

 国民生活や経済活動に対応するには、広範な分野でシステムを改修する必要があり、「東京五輪に間に合わせるのは時間的に難しい」との結論が出たという。

 当然のことで、五輪といえば何でも通るとばかり、導入に向け法整備を要請した組織委員会のエラい人たちはさぞお力落としのことと推察する。

 そもそも通常の時間を2時間早めるサマータイムは、猛暑が懸念されるマラソンのために思いついた感じだが、それなら国民を巻き込まずにマラソンのスタート時間を早めればいいだけの話だ。

 スタートは午前7時だが、10月29日には、日本医師会と東京都医師会が同5時半に早めるべきと組織委に提言した。

 女子が8月2日、男子が最終日の同9日に行われるマラソンは当初の計画では午前7時半スタートで、7月の国際オリンピック委員会(IOC)理事会で暑さ対策として30分早まった。しかし、医師会は7時だと、1時間半後には熱中症予防対策の暑さ指数が「特別の場合以外は運動中止」の31度を超えると指摘している。

 選手、観客、スタッフへの危険をより少なくするために5時半にすべきというわけだ。なるほど医師の言うことはもっともらしいが、ある運動生理学者が反論した。

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