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今成亮太「ファン感謝祭、僕がやめたら赤字になると思う」とニヤリ 4タコも内野守備でアピール トライアウト密着ルポ (2/2ページ)

 「2年間ずっと2軍にいて、1軍の土俵に立ててない。ケガや不振ならともかく、悔しさやいろんな思いがあった。もう1回勝負したいという気持ちが強い」

 その一方で、「プロ野球選手が終わっていくって、こういう感じなのかな。チャンスすらもらえないんだな」と厳しい現実に直面した心境も、ふと吐露した。

 日本ハム時代の先輩で、FA移籍してきた昨年再びチームメートとなった糸井嘉男外野手(37)からも「大丈夫か。力になれることがあれば言ってくれ」と声をかけられた。

 人生の岐路に立たされた今の心境を、改めて聞いた。

 「来季の所属先が決まらない中で野球をやるのは不安です。だけど、まだ希望はある。不安や悲壮感だけでなく、楽しみもある。それは、自分の中で現役を続けようと思ってるからではないかと。(戦力外になった)実感はない。もし来年になっても所属が決まらかったら、そういうのが出てくるのかもね」

 この日、今成は4打数ノーヒットに終わるも、三塁や一塁の守備に就き、器用さと機敏な動きを各球団の編成担当らにアピールした。「後は連絡を待つだけですから」と祈る思いだが、今成らしさも忘れない。

 毎年オフのファン感謝祭では、奇抜な衣装で主役を務めてきた。「僕がいなくなったら赤字になると思います」とニヤリ。昨年白鳥の着ぐるみでファンの笑いを誘った森越祐人内野手(30)を後継に指名し、「アイツ大きい舞台だとビビってしまうけど、ひと皮むけることを期待しています」とエールを送った。

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