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「セイバーメトリクス」では圧倒していた!? たった1人、大谷に投票しなかった記者は… 大谷「新人王」の裏側 (1/2ページ)

 僅差の争いを予想する声もあったが、ふたを開けてみれば圧勝だった。ア・リーグの新人王は13日(日本時間14日)、エンゼルスの大谷翔平投手(24)が受賞。ベーブ・ルース以来100年ぶりの二刀流が高く評価された結果だったが、実はセイバーメトリクス(野球の統計学)による評価では、圧倒的な力量が数字に表れていた。

 打者としての大谷の成績(104試合、打率・285、22本塁打、61打点)は、ライバル候補のアンドゥハー内野手(ヤンキース、149試合、・297、27本塁打、92打点)、トーレス内野手(同、123試合、・271、24本塁打、77打点)に及ばなかった。

 しかし、投手として10試合に先発し4勝2敗、防御率3・31。二刀流という希少性は際立った。結果的に、全米野球記者協会(BBWAA)所属の記者30人の新人王投票で、大谷は1位票を25票獲得するという圧倒的な評価を得た。

 ただ、実際には大谷の打撃成績は、米国で主流となっているセイバーメトリクスによる評価では、2人の他候補を圧倒的に引き離していた。

 日本でもよく知られるようになっているが、セイバーメトリクスの打撃評価で重要視されるのがOPS(On-base plus slugging=出塁率+長打率)だ。確実性とパワーを合わせた評価で、打力の総合力を把握できる。大谷は出塁率(・361)、長打率(・564)でOPS(・925)。3部門とも新人の中で1位だ。OPS2位のアンドゥハー(・855)、3位のトーレス(・820)を上回っていた。

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