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圧勝も海外組が締めた…森保ジャパン、使えない「国内組」

 サッカー日本代表は年内最終戦、キリンチャレンジ杯・キルギス戦(20日=豊田)に4-0と圧勝した。森保ジャパンは発足後5戦負けなし(4勝1分け)と上々の形で今年を締めくくった。

 「先発を大幅に入れ替える」と話していた森保一監督(50)の宣言通り、4日前のベネズエラ戦(大分)のスタメン11人全員を入れ替えた。

 MF原口(ハノーファー)以外、先発10人が国内組。相手のキルギス代表は3日前にJ1鹿島の控え組と練習試合を行い0-2と完敗したチームだけに、“2軍”でも相応だったのだ。

 前半2分、代表初招集初出場のDF山中(横浜)が「とにかく決めに行った」と左足で先制弾。同19分には原口が追加点を奪った。

 しかし後半に入ると、70%台だったボール支配率が一気に50%台に急降下。12分にはこの試合の主将、DF槙野(浦和)が接触プレーで脳しんとうを起こし、DF吉田(サウサンプトン)と交代。14分にはMF堂安(フローニンゲン)、MF柴崎(ヘタフェ)、FW大迫(ブレーメン)と親善試合ならではの“3枚替え”を敢行。森保監督は「経験の足りない選手もまだまだのびしろがあるということで…」と弁明したが、いかにも苦しい。

 交代で入った大迫は後半27分に、またその1分後に交代で入ったMF中島(ポルティモネンセ)もゴールを決めて一気に試合を決めた。先発した国内組で中だるみした試合をバトンを受けた海外組が締めたのだった。

 新生森保ジャパンの軸は中島-南野-堂安の若手三銃士と、好調を維持しているFW大迫。一方、この日先発した杉本(C大阪)と北川(清水)の2トップ、途中退場したDF槙野など国内組との実力差が図らずもはっきりとわかった。

 「本当にめまぐるしく過ぎていった1年でしたからねぇ…」と笑顔で振り返った森保監督。使える選手と使えない選手がはっきりしたことが収穫といえば収穫か。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

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