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【松本秀夫 プロ野球実況中継】「甲斐キャノン」公式戦で5割以上の盗塁を許したワケ (1/2ページ)

 日本シリーズMVPに輝いた甲斐拓也捕手(26)の「甲斐キャノン」の異名は日本中に知れ渡りましたね。

 「彼は左膝を入れて下半身主導で投げる。これだとすぐに送球動作に入れてテークバックも小さいから早く投げられるんだよ」

 キャノンの秘密を教えてくれたのは育ての親である達川光男前ソフトバンクヘッドコーチ。

 「もともとは銀仁朗(炭谷=西武)のまねから入ったんだけど超えよった」と達川さんは目を細めます。

 ところで、彼の盗塁阻止率を見て少し不思議に思うことがありました。シリーズでは6回の盗塁をすべて刺して10割なのに、公式戦は・447。もちろん12球団トップの数字ではあるのですが、あの強肩をかいくぐって(シャレじゃないですよ)、公式戦では実に5割以上も盗塁に成功しているんですよ。

 これまた達川さんがその疑問に答えてくれました。「バンデンハークのときに10回すべて走られたんよ。シリーズでは彼もいろいろと工夫してくれたけどね」

 なるほど。公式戦では今季76回走られ、34回刺した甲斐。バンデンハークの10回を除外すれば、盗塁阻止率は・515にはね上がります。

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