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【山崎武司 メッタ斬り 生涯ジャイアン】メジャー流“ぜいたく税”を検討せよ! 金満球団の大補強ばかりでは味気ない (1/2ページ)

 FA宣言選手と各球団の交渉が新聞やテレビをにぎわしている。巨人が広島・丸に破格の5年総額30億円超を用意したとか、年俸1億1000万円の今季、47試合出場にとどまった西武・炭谷に3年総額6億円を提示した(普通なら減俸だよね)という報道をみると驚いてしまう。

 プロ野球選手が提示額をはかりにかけることは決して間違っていないと思うが、いまの僕のように現場から一歩引いた立場からみると、資金力のある球団がすべて持っていくような現状はいかがなものかと首をひねりたくなる。これでは戦力バランスが偏るし、味気ない。大補強を敢行した球団も、長い目でみれば自分の首をしめることになるのではないか。

 メジャーリーグのように年俸総額が規定額を超えた球団に“ぜいたく税”を課すことを検討してもいいと思う。

 僕は中日時代の2001年オフにFA宣言したときには、九分九厘横浜(現DeNA)移籍を決めていた。当時、中日で自分に対する期待が年々薄くなっていると感じていて、横浜の大堀隆球団社長(当時)から「どうしても来てほしい」と熱心に誘っていただき意気に感じたのだ。

 だが、横浜の森祇晶監督の話を聞いたときに、フロントとの温度差を感じてしまったのと、このオフに中日監督に就任した山田久志さんから直接頭を下げられたこと、中日球団からも複数年契約を提示されたことから残留に舵を切った。もちろんプロである以上、お金も大事だが、当時の僕は心意気の部分を大事にしたい心境だった。

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