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【神谷光男 スポーツ随想】ラグビー明大復活! 正真正銘“重戦車FW”が戻ってきた (1/2ページ)

 今季の関東大学ラグビー対抗戦は面白い。23日に行われた伝統の早慶戦は21-14で早大が勝ち、5勝1敗で明大、帝京大と並び3校に優勝のチャンスがある。

 その前の明大-帝京大(18日)も予想通りの大熱戦になり、明大が大学選手権で10連覇を狙う帝京大を23-15で下した。対抗戦では明大の8季ぶりの勝利だった。

 大学選手権では早大の15回に次ぐ12回優勝という強豪だが、最後の優勝は1996年度。以来「今年こそ」「今年こそ」といわれながら22年もの歳月が流れた。

 1929年から亡くなるまで67年間にわたって明大を指揮した北島忠治監督時代から、明大の売りは一貫して「重戦車FW」といわれてきた。

 しかし、近年は帝京大にお株を奪われ「装甲車」ぐらいの威力しかなくなったが、今季は本物の重戦車が戻ってきたようだ。

 スクラムでボールを奪いトライにつなげたFW戦の完勝だった。スクラムでめくられた帝京大の要となる3番(右プロップ=浅岡)が空中に浮いたシーンもあった。

 専門家に聞くと「低い姿勢、1列目の手の位置、当たる瞬間のスピードなどスクラムの強さ、かけひきのうまさなど、どれを取っても明大が圧倒していた」という。明大の23点のうち10点はスクラムが起点になって生まれたものだ。

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