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【藪恵壹 藪から棒球】「トライアウト」もっと活用を 問われるスカウトの目利き (1/2ページ)

 今月13日、タマホームスタジアム筑後で行われた『12球団合同トライアウト』を4年連続で取材しました。

 NPBで戦力外通告を受けた選手を中心に48人が「最期の挑戦」に挑みました。スタンドから見ていても、選手たちの切羽詰まった気持ちがひしひしと伝わってきます。

 私自身は2010年、右足のふくらはぎを肉離れし、もう現役は厳しいと思い引退。そのまま阪神の投手コーチとして指導者に転身したので、トライアウトを受験した経験はありませんが、野球人として気持ちに区切りをつける場所を提供し続けるのは意義深いと思います。

 今年の印象は、天候に恵まれたこともあったのでしょうけど、とにかく参加選手のレベル、パフォーマンスがよかった。投手では元楽天のコラレスが150キロ台を連発、野手では古巣の阪神・西岡剛内野手(34)や今成亮太内野手(31)らの動きの良さが目立ちました。また、巨人をクビになった中井大介内野手(29)も猛アピールし、後日、DeNA入団が決定。チャンスをモノにしました。

 スタンドにはNPB、MLB、独立リーグのスカウト陣が一堂に会し、選手を新たに発掘しようと目をこらしています。再チャレンジの視点から、こうした取り組みは今後もぜひ続けてほしいのですが、一方で感じるのはドラフト同様、この場でも得意、不得意の球団が割れているなということ。

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