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貴ノ岩、「被害者」から一転「加害者」に… 付け人に暴行で引退勧告も (1/3ページ)

 日本相撲協会は5日、東前頭6枚目でモンゴル出身の貴ノ岩(28)=千賀ノ浦部屋=が冬巡業先の福岡県行橋市内の宿舎で、付け人の弟弟子(23)に暴行していたと公表。本紙の取材で“被害者”は貴大将(23)=本名・松木柊斗(しゅうと)と判明した。サッカー元日本代表DFで現在解説者の松木安太郎氏(61)の親戚にあたる。貴ノ岩の処分は今後検討されるが、昨年10月に元横綱日馬富士から暴行された被害者が一転、加害者となった事実は重く、厳罰の「引退勧告」が下される可能性まで取り沙汰されている。

 相撲協会はこの日午後5時半から、両国国技館で緊急会見を行った。

 芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「残念なお知らせです」と前置きし、貴ノ岩が前日(4日)午後11時頃に宿舎の自室で、忘れ物をした貴大将が言い訳をしたことに腹を立て、平手と拳で4、5度殴ったと公表。「自覚がないんでしょ。だからこういうことになるんじゃないかな」と怒りをあらわにした。

 「こういったことに、さらに厳しく対応していくということ。いち早く対処して収束に向かいます」と早速貴ノ岩に対し、冬巡業の休場と都内の千賀ノ浦部屋での謹慎を通達。正式な処分は今後の理事会で検討されることになる。

 相撲協会の力士に対する処分は軽い方から順に、けん責、報酬減額、出場停止、番付降下、引退勧告、懲戒解雇の6種類とされる。今年3月の春場所中、貴ノ岩の弟弟子にあたる十両貴公俊が支度部屋で付け人に暴行した際には、1場所(今年夏場所)の出場停止処分を受けている。

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