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高橋大輔、世界選手権辞退 「32歳の僕に先の希望はない」後輩に枠譲る レジェンドの身の処し方と本音 (1/3ページ)

 フィギュアスケートの世界選手権(来年3月=さいたまスーパーアリーナ)の代表選考会を兼ねた全日本選手権最終日(24日=大阪・東和薬品ラクタブドーム)。ショートプログラム(SP)2位の高橋大輔(32)=関大KFSC=は、男子フリーで4位にとどまったものの、合計得点で2位となった。今年7月に現役復帰し、5年ぶりに出場した2012年大会以来6年ぶりの表彰台で観客を沸かせたが、日本スケート連盟から打診された世界選手権の代表入りは断った。奇跡の復活を遂げたレジェンドの身の処し方とその本音は-。 

 スケート界にとってもこの人気は捨てがたい。高橋がフリーの演技を終えると、超満員5000人の観客から耳をつんざく大声援が湧き上がり、花束の雨が降り注いだ。最前列の観客から手渡された花束だけでも、とても両手で抱えきれない。間違いなく、この日一番の盛り上がりを見せた瞬間だった。

 4回転トーループを現役復帰後初めて、演技冒頭に入れた。直前の6分間練習でうまく着氷したことで決断したが、本番では「少し緊張感があったのか、硬さが出て回転がばらけてしまい」3回転にとどまった。

 トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は2度決めて踏ん張ったが、最後の決めのポーズでは息が上がりよろめいた。

 「他の選手の演技を見ていなかったけれど、自分の演技が終わった瞬間、表彰台はないな、と思った」

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