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【神谷光男 スポーツ随想】「出稽古ゼロ」で初場所…稀勢の里は甘えている! 序盤に負けが込めば引退も (1/2ページ)

 出るのか、出ないのか。場所前さんざん気をもませているのが横綱稀勢の里だが、どうやら13日初日の初場所(両国国技館)には出ることで間違いなさそうだ。

 年末の番付発表日(12月25日)に異例の会見を開き、「しっかりいい状態に仕上げて初日を目指したい」と出場の意向を表明している。

 武士に二言はないと信じよう。となると初場所には進退がかかるが、その割に必死さがいまひとつ伝わってこない。新年は2日に稽古を始めたが、相撲は取らず、すり足で汗を流しただけ。3日に弟弟子の大関高安と三番稽古を行い14勝2敗と大きく勝ち越した。

 「内容はいいんじゃないか。やりたいようにやれてきた」と納得の表情を見せ、翌4日も高安と13番取り9勝4敗だった。左差しにこだわらず、立ち合いで右上手を取りにいく相撲を徹底したという。

 田子ノ浦部屋にはほかに関取がいないから、高安との“三番稽古”(同じ相手と続けて取る)が多くなるのは仕方ないが、果たしてそれだけでいいのか。高安にしてみれば横綱にケガをさせるわけにいかない。いわゆる忖度稽古。10番勝った、20番勝ったと言ってもあまり意味はない。

 6日には同期生の琴奨菊、豊ノ島の両ベテランが心配して、田子ノ浦部屋に出稽古にきてくれたという。「それより自分から貴景勝や御嶽海、北勝富士といったイキのいい若手の所にどんどん出稽古し速い動きを克服しないと、また同じことの繰り返しになる」とある親方は警告する。

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