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内海に続き長野が“実質クビ” 外様に特権、生え抜きを軽視…巨人・原監督「全権体制」の波紋 須藤豊氏「ていのいいクビ切りだ」 (3/3ページ)

 「巨人は米大リーグにならってGMと現場の分業制を進めてまだ数年だというのに、GM制を廃して原監督に全権を委ねた結果、こういうことが起きた。チームづくりの流れの中で、人間力のある内海や長野の価値をどうとらえているのか。低迷するチームを変えるため、説得してトレードに出すというのならまだ分かる。プロテクトから外しておいて、獲られたから“若返り”というのは言い訳だ」と厳しい目を向ける。

 さらに巨人のチーム構造をゆがめているのが、外様組ばかりに許される特権だ。

 FA戦士やメジャーからの復帰組には代理人による契約交渉が認められ、陽岱鋼の5年総額22億円超、丸の5年総額25億円超といった破格の契約が次々成立。しかも定年までの雇用保障や、移籍拒否条項なども盛り込める。一方で、生え抜きは代理人が使えず、大幅昇給といえばFA補強の巨額契約に合わせてバランスを取るようなタイミングが目立つ。

 そして浪人してまで巨人愛を貫き、勝利に身をささげてきた生え抜き2人が、FA補強の玉突き人事で“チーム内序列29位以下”のレッテルとともにあこがれのユニホームを脱がされた。

 須藤氏は「チーム内で不信感は間違いなく募る。残った選手はこの現実をどう受け取るか。自分がかわいいし、自分のためにやるようになるだろう」と警鐘を鳴らす。

 逆に史上最高額となる年俸2億2000万円の人的補償を選んだ広島に対しては、「現役引退した新井に代わるリーダーとしても長野がほしかったのだろう。チームには絶対にいい影響がある」と英断に拍手を送っている。=金額は推定

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