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中東4カ国が国交断絶中…22年W杯カタール大会に暗雲、アジア杯でも対立感情が噴出 (1/2ページ)

 先のサッカー・アジア杯UAE大会で準優勝に終わった日本は、7日に国際サッカー連盟(FIFA)が発表した最新FIFAランキングで前回の50位から27位に躍進。初優勝したカタールは93位から一気に55位にジャンプアップしたが、そのカタールで行われる2022年W杯に、中東情勢が影を落としている。

 UAE、サウジアラビア、バーレーン、エジプトの4カ国が一昨年6月からテロ組織支援を理由にカタールとの国交を断絶。アジア杯でも対立感情が噴出した。

 地元UAEがカタールに0-4と完敗した、1月29日の準決勝は険悪なムードに包まれ、試合前にカタールの国歌が流れると大ブーイング。試合中も客席からカタール選手めがけてペットボトル、飲料水入りの紙コップが投げ込まれ混乱した。

 FIFAのインファンティノ会長は、昨年の平昌冬季五輪で開催国の韓国と北朝鮮が合同チームを結成し「南北融和」を演出したことから、22年W杯でも湾岸諸国の共催化を提唱。「サッカーが橋渡しになる。奇跡を起こせる」と主張しているが、融和的な雰囲気は皆無。現実味が乏しいことを露呈した。

 現地報道によるとアジア・サッカー連盟(AFC)の理事でUAE出身のロマイティ氏は大会期間中、W杯共催に前向きな発言を繰り返したが、カタールとの具体的な折衝はなかったもよう。立候補を表明した4月のAFC会長選をにらんだポーズとの見方もある。会長選の対抗馬の一人がカタール出身の現副会長で、W杯の政治利用には反発姿勢だ。

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