記事詳細

【西本忠成 トラとら虎】紅白戦で好投! 20歳の才木、早くも先発ローテ当確か

 阪神の才木浩人投手(20)が沖縄・宜野座キャンプで先発ローテ当確の成長ぶりを見せている。7日の初紅白戦で先発に抜擢され、2回2安打無失点。矢野監督は「登板した6人の中で一番内容がよかった」と目を細めた。

 キャンプを視察する評論家諸氏も「若手の中でずば抜けている」と口をそろえる。300勝投手の鈴木啓示氏や元中日のエース・川上憲伸氏は、投球フォームとボールのキレの良さを高く評価。大飛躍の可能性を示唆している。

 1軍に定着したのは昨年5月。先発と中継ぎで22試合に登板し6勝10敗、防御率4・61。「高卒2年目でこの成績は素材の良さの証。なぜ勝てたか、なぜ打たれたかも分かったはずで、キャンプのブルペンで緩急をつけて投げるあたりにセンスを感じる」と球団OBも評価する。

 出身は地元・兵庫県。須磨翔風高では甲子園出場がなく全国的には無名だったが、188センチの長身から投げ下ろす150キロ台の速球がスカウト間で評判を呼び2016年のドラフト会議で阪神が3位で射止めた。

 今季の先発ローテ枠は6人。メッセンジャー、西、ガルシアは確定で、残る3枠を藤浪、岩貞、秋山、小野らと競うが、先の紅白戦の好投で才木が大きくリードしたのは間違いない。首脳陣の1人が「25試合先発が最低ライン。それだけ力をつけてきている」と早くも計算に入れるほど。

 今後の課題は細かい制球力と投球に幅を持たせること。新球のチェンジアップに磨きをかけながら、2ケタ勝利に挑む。(スポーツライター・西本忠成)

関連ニュース