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“逆転の紀平”はもうたくさん? 紀平梨花、3月世界選手権へ苦手の「ショートから集中」

 フィギュアスケート世界選手権(3月20日開幕=さいたまスーパーアリーナ)へ向けて、ジンクス打破に挑む。

 米アナハイムで行われた「四大陸選手権」で優勝した女子の紀平梨花(16)=関大KFSC=と男子の宇野昌磨(21)=トヨタ自動車=が12日、成田空港に帰国。

 紀平は大会直前に左手薬指を亜脱臼した影響で、ショートプログラム(SP)は精彩を欠き5位。そこからフリーで大逆転し優勝を飾った。

 もっともケガがあってもなくても、SPは昨年11月のNHK杯も、同12月の全日本選手権も5位。今季全7戦でトップのフリーとは対照的に苦手にしており、“逆転の紀平”が定着している。

 「ショートよりもフリーが集中できた。その集中をショートから出せるようにしたい。ショートもフリーもミスがないようにしたい」と課題を口にした。

 レベルが上がる世界選手権で初出場初優勝を果たすには、スタートダッシュが欠かせないというわけだ。

 一方、詰めかけた報道陣を前に「優勝と準優勝では、これだけの違いがあるんだと実感している」と感慨深げだったのが宇野。シニアの主要国際大会で6大会連続2位に甘んじていたが、羽生結弦(24)が欠場した四大陸選手権でようやく壁を破った。

 羽生やネイサン・チェン(19)=米国=が出場する予定の世界選手権でも、もうシルバーコレクターには戻れない。