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「独裁力」川淵三郎氏また出番 “日本版NCAA”顧問就任へ

 新リーグやスポーツ団体の立ち上げには、この人の“独裁力”が必要ということか。

 全米大学体育協会(NCAA)を参考に新たに創設される大学スポーツの統括組織「大学スポーツ協会(UNIVAS)」の顧問に、日本サッカー協会の元会長の川淵三郎氏(82)が就任する方向で、最終調整されていることが分かった。スポーツ界で大きな存在感を持つ川淵氏の協力を得て、大学スポーツ改革を軌道に乗せる狙いがある。

 初代会長には早大の鎌田薫前総長(71)が有力となっている。スポーツ庁などはUNIVASを3月1日に発足させる予定で、25日に開かれる設立準備委員会で役員人事案が提示される。

 元サッカー日本代表監督の川淵氏は、プロリーグ検討委員会委員長、プロリーグ設立準備室長を経て、初代チェアマンを務めるなどJリーグ創設を主導。1993年5月のJリーグ開幕にあたっては、旧国立競技場で開幕宣言を行った。

 さらに、畑違いのバスケットでも、NBLとbjリーグの2つに分裂していた国内トップリーグを統合、「Bリーグ」設立に尽力した。関係者からはその強い指導力に期待する声がある。

 “日本版NCAA”となるUNIVASは、各大学が責任を持って部活動に携わる態勢づくりを促し、学業とスポーツの両立や安全管理などを支援。さらに、ブランド価値を高めることで収益向上も図る。発足時に約200大学、20団体、10万人の加盟を目標に掲げ、全国の大学に参加を呼び掛けている。

 ちなみに、「独裁力」は2016年に上梓した川淵氏の自著の書名(幻冬舎新書)でもある。

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