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【西本忠成 トラとら虎】阪神首脳陣が「4番・マルテ」に慎重なワケ… 球団OB「恥をかきたくない意識が強い」 (1/2ページ)

 阪神は新助っ人ジェフリー・マルテ内野手(27)=前エンゼルス=の実力評価に、慎重な構えを崩していない。宜野座キャンプを視察した評論家や報道陣が「大きな戦力」と水を向けても、矢野監督は「まだまだ」の一点張り。コーチ陣も「まだ分からない」と口をそろえる。

 11日の紅白戦では、5番で初打席初本塁打を含む2安打3打点の衝撃デビュー。それでも首脳陣は冷静だった。「良かったんじゃないの。初めての実戦にしては内容のある打撃をしてくれた」と矢野監督が軽く流せば、浜中打撃コーチも「無駄な動きがないので、低めのボール球は振らないかなという気はする」と慎重。誰もいまだに「4番OK」なんていわない。

 背景には、昨年のロサリオ内野手の“トラウマ”がある。金本前監督は「これは間違いない」と初の紅白戦から早々と4番に据え、ロサリオも期待に応えてキャンプ中の6試合では12打数8安打10打点、打率・667、3本塁打と猛打をふるった。ところが、本番になると全く通用せず。

 「当時の首脳陣が眼力を問われたのは当然だ。外角のスライダーについていけない欠点を見抜けなかった。いまの首脳陣には、そんな大恥をかきたくない意識が強い。口が裂けても4番合格などとはいわない。期待はするが評価は慎重に-の姿勢を貫くはず」と球団OBはみる。

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