記事詳細

【西本忠成 トラとら虎】矢野監督の強いこだわりで…大山に「4番」の重圧 時期尚早の声も

 阪神・大山悠輔内野手(24)が早くも「4番」の重圧に苦しんでいる。22日現在、宜野座キャンプで練習試合全3試合に「4番・三塁」で出場したが、結果が出ない。7打数1安打1打点、打率・143。球団関係者の間では「時期尚早。荷が重い」との声が上がり始めた。

 まだレギュラーでもない大山の抜擢は、矢野監督の強いこだわりがきっかけだ。「何とか生え抜きの4番を育てたい。毎年外国人に頼るようでは、いつまでたってもチーム力は安定しない」。それには我慢が肝心と、オープン戦でも当分打順は変えない意向だ。

 2017年入団のドラフト1位。即戦力と期待されたが、2シーズンとも1軍に定着できなかった。

 「結果をほしがるあまり当てにいく悪癖の繰り返し。練習での思い切りのいいスイングが本番になると消える」と当時の首脳陣は精神面の弱さを指摘した。

 変化が生じたのは昨年9月。22試合で打率・415、9本塁打、23打点と猛打をふるった。「ステップするときのスエーがなくなった。頭が動かず、重心がしっかり残った状態で打てている」と分析した金本監督は10月から4番に抜擢。新任の矢野監督が引継いだ経緯がある。

 新助っ人のマルテをあえて5番に置き、大山の爆発を待つ姿勢だが、当然限度もある。 (スポーツライター・西本忠成)

関連ニュース