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【西本忠成 トラとら虎】打撃は超A級、守備も巧み…即戦力ドラ3・木浪の起用でハジキ出されるのは…

 阪神のドラフト3位ルーキー木浪聖也内野手(24)=ホンダ=が矢野監督を悩ませている。

 キャンプ中の実戦8試合(紅白戦、練習試合、オープン戦)全てで安打。驚異の打率・476(21打数10安打)をマークし評価は超A級。指揮官が「変化球に対応力があり、左投手も苦にしない。そのうえ守備もうまい」と絶賛するほどだ。

 即戦力と判断した矢野監督は、先の8試合で内野の全ポジションに起用した。社会人時代は遊撃専門だったが、二塁も三塁もこなせる器用さも分かった。

 ただ、二塁には昨年のレギュラーで打率・286をマークした糸原がいて、三塁には4番候補の大山。遊撃には実績十分の鳥谷や進境著しい北條が控える。現状では、誰かを外して木浪を抜擢するのは難しい。

 先のOBは「結局、他の内野陣の様子見になるのではないか。いまのところどのポジションもレギュラーは決まっていない。最終的には一番弱い部門に木浪をあてがう可能性が高い。そこがどこであろうと、ウイークポイントを解消できるのだから木浪の存在は大きい」と見る。

 本人は「そのうち壁に当たるはず。乗り越えなければ先はない」と浮かれていないが、そんな冷静さも首脳陣には頼もしく映る。(スポーツライター・西本忠成)

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