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「努力を続けられる天才」イチロー、現役生活に終止符 (1/2ページ)

 野球界を代表する希代のスーパースターが、バットを置く決断を下した。第一線を退く決断を下した地は、プロ野球オリックスでも汗を流した東京ドーム。「50歳まで現役」と公言してきた背番号51だったが、「大好き」という日本で、現役生活に終止符を打った。

 大リーグ1年目の01年から10年にかけ、10年連続シーズン200安打という偉業を達成した。04年には262安打を放ち、シーズン最多安打を84年ぶりに更新。長打狙いではなく、安打を積み重ねていくことで大リーグでの自らの存在価値を証明してきた。

 ただ、希代の安打製造機もことしで45歳。大リーグ19年目の今季はマイナー契約で迎えた。プロ野球オリックスからマリナーズに移籍した2001年当時に比べ、頭には白髪が目立つようになった。それでも14年にマーリンズの入団会見が行われた際、イチローは「現役」にこだわり続ける理由を自らの言葉で説いている。

 「野球選手は、40歳という年齢は重要なポイントになる。成熟する前に現役を退くのはとてもつらい。でも、40歳を超えて現役でいることは大事なこと。現役でないと、分からないことがたくさんある」

 パワー重視の大リーグにあらがうように、40歳を超えてからも卓越した打撃技術とスピードで対抗してきた。長打力が決してないわけではない。かつてヤンキースのジョー・トーリ監督(当時)は「イチローは本塁打を打とうと思えばいつだって打てる。でも、あえて安打を打つんだ、という姿勢に徹している」と評したこともある。

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