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雄星、会見中に1分間絶句「幸せな時間でした」 イチロー最後の試合がデビュー戦に (1/2ページ)

 西武からポスティングシステムを利用して米大リーグ・マリナーズに移籍した菊池雄星投手(27)は21日のアスレチックス戦に先発してメジャーデビューし、4回2/3を2失点(自責1)。白星こそ付かなかったが、能力の高さを示した。この日現役引退を表明したイチローが試合を退く際に「がんばれよ」と声をかけられ、あふれる涙が止まらなかった。

 試合後の会見でイチローへの思いを聞かれると言葉に詰まった。マイクを手にうつむき、涙をこらえるように上を見た。絶句すること実に約1分!

 「幸せな時間でした。イチローさんは日本で試合をすることを『ギフト』とおっしゃっていたが、僕にとってはイチローさんと過ごさせていただいた時間こそがギフトでした」と精いっぱい言葉を紡いだ。

 「小学校3年の時に1人でチケットを持って、電車とバスを乗り継いで初めてプロ野球の試合を観に行ったときのまま。今でも話すときは手に汗を握って、心臓はバクバクいっている」と幼少期から見続けたヒーローへの思いは人一倍深い。

 一方のイチローは、そんな18歳年下のチームメートを「もう号泣中の号泣でしたね。こっちは笑えてきちゃった」とちゃかした。

 「雄星のデビューの日に僕は引退を迎えたというのは、何かいいなと思っている。もう、ちゃんとやれよと。いろんな選手を見てきたんですけど、左の先発って、変わっている子が多いんですよ。本当に。天才肌って言い方がいいのかな。米国でもそれは同じ。一緒にいたのは短い時間でしたけど、こんなにいい子がいるのかなって思いますね」と実直な人柄を褒め上げた。

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