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【プロキャディーXのつぶやき】不運のリプレース… アン・ソンジュにきちんと勝負させてあげたかった (1/2ページ)

 成田美寿々がヤマハレディース葛城で逆転優勝を飾った。それまで11勝もしている成田だけに、最終日最終組でアン・ソンジュと優勝争いをするのが初めてだったのは、少し不思議な気もする。

 「百戦錬磨の選手(ソンジュ)は、(優勝争いで)どんなプレーをするのか」(成田)しか頭にはなく、その無欲さが6バーディー、1ボギーの67という好スコアをもたらしたのかもしれない。

 2人が首位に並んで迎えた14番ホールで“事件”は起きた。

 ソンジュのティーショットはファーストカットのラフ。勝負どころとあってテレビ撮影クルーも焦ってしまったのだろう。あろうことか、そのボールをうっかり蹴り飛ばしてしまったのだ。

 競技委員が立ち会い、ルールにのっとり、動かしてしまった撮影クルーが元の場所にボールを置き直した。いたって当然の処置ではあったが、ソンジュがそのボール地点にたどり着く前に行われた。

 これが勝負のアヤというものか。自分のボール付近で第三者たちがゴソゴソ集まり何やらやっている。優勝争いの中で、それを見ながら歩を進めるソンジュの心境はどうだっただろう。行ってみるとファーストカットながらボールが沈んでいる。

 事の次第を説明されても、平常心を保つのが難しかったのは想像に難くない。「蹴られる前のライはどうだったのかな」「ここまで沈んでいたのかな」。こんな疑問が湧き上がるのは人情というものだ。

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