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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】FC東京・久保建英の芸術的FK 技術にパワー加わりゴール量産へ (1/2ページ)

 17歳が蹴った球にはみえませんでした。

 ルヴァン杯第3節(10日)のFC東京-鳥栖戦は、日本サッカーの公式戦では1964年の東京五輪以来55年ぶりに東京・秩父宮ラグビー場で行われ、FC東京がMF久保建英(たけふさ、17)の直接FK1発で1-0で勝ち切りました。

 後半17分から途中出場した久保は同38分、チームがペナルティーエリア右脇の角度のないところで得たFKを任されます。左足キッカーにとって絶好のポジションです。

 セットプレーでは、蹴る前に何人かの選手が額を寄せ合って話している場面をよく見ますよね。お察しの通り、「誰が蹴る?」「オレが蹴る」「いや、オレだ」といったミニミーティングが行われているのです。

 久保が左足を振り抜いたボールは、ファーのサイドネットに突き刺さる芸術的なゴールとなりましたが、直前に元日本代表DF太田宏介(31)から「あそこに蹴ればいいよ」とアドバイスを受けていたとか。演出・太田、役者・久保が完璧にハマった“劇弾”だったわけです。

 久保が大きく成長を遂げたのは、蹴るボールにパワーが加わったこと。もともと技術の高さは、あの名門バルセロナも認めるところですが、技術だけではダメとしっかり悟ったところも17歳離れしています。

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