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原監督の“あおり”が奏功!? 巨人“ベンチ組”競争が激アツ! (1/2ページ)

 巨人野手陣の生存競争が激化している。もうひと花咲かせたいベテランと、少ないチャンスに食らいつく若手。途中出場のベンチメンバーが繰り広げる、意地のぶつかり合いは見応え十分だ。

 23日のヤクルト戦(神宮)では、大勢が決した8、9回に打線がさらに大量6点を追加。原動力は途中出場した選手たちの奮闘に他ならない。

 まず8回、代打で登場した中島宏之内野手(36)が開幕12打席目で移籍後初安打。昨季限りでオリックスを自由契約になり、2009年WBC日本代表でともに世界を制した、原辰徳監督(60)の誘いを受けて巨人に加入した。

 開幕1軍もバットから快音は響かず。20日の阪神戦(甲子園)で初先発の石川慎吾外野手(25)が初安打の決勝2ランを放つと、指揮官は「慎吾は1本出た。十分戦力になれる人ですから」とたたえた後、「ナカジも1本出てくれるといいね」と付け加えた。

 こうして自ら切り出すのは、本人にメッセージを送りたいとき。石川のアピールを受け、役割が重なる中島をあおる意図だ。だからこそこの日の中島は、打球を追う外野手に「なんとか捕らんでくれ」と念じ、「やっと出てよかった」と胸をなで下ろしたのだった。

 原監督も「よかったね」と喜んだ後、「(陽)岱鋼も打ったしね」と言及するのを忘れなかった。9回2死無走者で代打起用。実績ある選手ほど燃えづらい場面で、陽は追い込まれてからセンター返しを決めた。開幕戦で5番を任されながら、不振でベンチを温めがちになった危機感が、集中力の源となった。

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