記事詳細

貴景勝、1日きりで“再休場” 周囲は出場反対の声が圧倒的

 ■大相撲夏場所8日目 19日、東京・両国国技館

 大相撲夏場所(東京・両国国技館)で右膝を負傷し休場していた大関貴景勝(22)=千賀ノ浦部屋=が、8日目の19日から再出場したが、わずか1日のみの復帰で9日目の20日から再び休場することが決まった。

 看板力士である大関が1場所2度の休場は極めて異例。20日朝に師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)と話し合い最終判断を下した。

 新大関の貴景勝は、4日目に小結御嶽海に勝った際に負傷。「右膝関節内側側副靱帯損傷にて、今後約3週間の加療を要する見込み」との診断を受け、5日目から休場した。

 ところが、酸素カプセルや注射による治療で患部の腫れが引くなど症状が回復したとして、千賀ノ浦親方に「この通り大丈夫ですから」と、そんきょや足の曲げ伸ばしをみせて再出場を直訴。

 8日目に4日ぶりの土俵に上がったが、立ち合い右に変化した小結碧山にあっさりはたき込まれて敗れた。

 3勝3敗2休となり、勝ち越しには残り7日で5勝が必要。しかも9日目は、大関復帰を目指し7勝1敗と好調の関脇栃ノ心が相手。負け越せば来場所はカド番。再出場した意味もなくなってしまうため、異例の決断となったようだ。

 貴景勝は「自分の中では出られると思った。(はたきを)食ったのは自分が弱いから」と気丈に言い切り、「下の頃から、ケガをしても休まずに出たことが今につながっている。自分の体は自分が一番よく知っているし、いいこともあれば、悪いこともある。嫌な経験が精神的に強くしてくれる。休むのは簡単だけど、今までそういう逃げ方はしていない」と支度部屋で熱弁を振るっていた。しかし、周囲には出場に反対する声が圧倒的に多かった。

関連ニュース