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【山崎武司 メッタ斬り 生涯ジャイアン】西武・山川「本塁打量産」の秘密…他球団と育成方法にも違い? 課題はウエートコントロール (1/2ページ)

 西武の山川穂高内野手(27)が21日、出身地の沖縄で行われたソフトバンク戦で“凱旋アーチ”を放ち、両リーグを通じて20号一番乗り。ヤクルト・バレンティンの日本記録をも上回る年間67本ペースで、飛距離も突出している(成績は同日現在)。

 なぜ彼があれほど飛ばせるのかといえば、公称108キロの体重(おそらく、もっとあると思う)プラス、キレのいい軸回転ができているから。どちらかが欠けたら、あそこまで目を見張らせる打球は打てない。加えてバットコントロールも巧みだ。

 改めて感心するのは、西武は絶えず自前の素晴らしい打者が育ってくるということ。今季から楽天に移籍した浅村しかり、西武で山川とともに主軸を担う森しかりだ。

 伝統的にスカウトに見る目があり、なおかつ育成がしっかりしているのだろう。山川にしても、大学(岩手・富士大)時代から大騒ぎされていたわけではないし、プロ入りしてからもすぐに打てたわけではない。100試合以上出場したのは、全試合に出てMVPと本塁打王を獲得した昨季が初めて。コツコツと力をつけてきた。

 その育成の秘訣を聞いてみたいものだが、ひとつ感じるのは、他球団のスカウトと話をしていると、打撃に見るべきものがあっても、「守れないからね」「肩がイマイチなんですよ」と総合力を求めて評価を下げているケースがよくあって、こういう発想では山川のような選手はなかなか取れないだろうということ。特にパ・リーグにはDHがあるわけだし、一芸に秀でた選手を取り、個性を生かしながら育てることによって、魅力ある選手は出てくるのではないか。

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