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【西本忠成 トラとら虎】ジョンソンが登録抹消 「広島、巨人に勝る救援陣」に暗雲か

 崩壊の前触れでなければいいが…阪神のジョンソンが7日、「疲労を考慮したリフレッシュの意味」で出場選手登録を抹消された。

 阪神は今季も層の厚い救援陣に支えられている。セ・パ交流戦緒戦のロッテ戦でも顕著だった。第1戦(4日)をメッセンジャー-藤川-ジョンソン-島本の4人継投で制すれば、第3戦(6日)はドリスで逃げ切りに失敗したものの、延長10回に糸井の一打でリードを奪うと、島本が初セーブを挙げるといった具合だ。かつて阪神はJFK(ジェフ・ウィリアムス、藤川、久保田)の救援トリオを擁し優勝したが、当時のワンパターンに対し、今年は勝利の方程式を2つ備えているのが最大の強み。

 「二段構えができるのも豊富なリリーフ陣のおかげ。右のジョンソン、藤川、守屋に、左の能見、島本。力量に大差ないから起用が偏らないし、無理もさせない。余裕があればこそ」と球団OBの評価も高い。

 特に来日1年目のジョンソンは、チーム最多の28試合に登板し2勝0敗、防御率0・64。おかげで昨年は延長戦、1点差試合、サヨナラ試合でいずれも五分の成績に終わったが、今年は延長戦には4勝1敗2引き分け、1点差試合には9勝6敗、さらにサヨナラ試合には5勝1敗との粘り強さを見せる。勝負手が確立されてきたからだ。

 「豊富な救援陣は広島や巨人に勝っている。大崩れしない限り最後まで優勝レースに加わるものと信じている」と球団幹部は強気。なおさら、ジョンソンが最短の抹消期間で戻ってこられるかどうかが気になる。(スポーツライター・西本忠成)

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