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初代表13人…事実上の“2軍”で強豪に挑む 森保監督に試される“やりくり采配” 南米選手権

 サッカー日本代表が20年ぶりに出場する南米選手権ブラジル大会へ向けて、11日に開催地へ出発した。

 「実は一度もブラジルに行ったことがなくて、今回が初めてなんです」

 現役時代から日本代表経験豊富な森保一監督(50)から、意外な言葉が飛び出した。

 メンバーもしかりで、初代表が13人、キリンチャレンジ杯でA代表デビューを果たしたばかりの18歳MF久保建英(たけふさ)=FC東京=を含め、20歳以下(11日現在)が11人もいる。

 「A代表の常連組は所属クラブのOKがもらえなかった」(森保監督)という台所事情で、事実上2軍ともいえる若手中心の編成で、強豪ぞろいの南米各国に立ち向かわなければならない。

 「勝利にこだわりつつ、学ぶだけでなく、何ができて何が足りないかを見つけてほしい」と熱弁を振るった森保監督は、「これは久保だけに言っているコメントではないですよ」と報道陣にクギを刺して笑わせた。

 もともと森保監督は広島監督時代、毎年のように主力選手を資金力豊富なクラブに引き抜かれていた。それでもFW浅野拓磨(24)=現ハノーバー=ら若手を抜擢してチームを作り替えた。今回もA代表の主力を招集できなかった泣き言や不満やグチは、一切口にしていない。

 初戦はチリ戦(日本時間18日午前8時開始)。「もちろん胸を借りるのではなく勝ちに行きます」と森保監督。1次リーグで1分2敗、いや3戦全敗が関の山と予想される中、どんなやりくり采配をみせるか。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

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