記事詳細

阪神、“パ最弱”に苦杯の大誤算… オリの反骨心に圧倒され白星なし

 阪神はオリックスとの交流戦3連戦(京セラドーム)で、2連敗の後、16日の3戦目も4時間48分の総力戦の末に引き分け。矢野燿大監督(50)は「3連敗のプレッシャーがかかっている中で、勝ちに等しいと思う」と前向きにとらえたが、パ・リーグ最下位相手に白星を1つも稼げなかったのは痛い。

 打線はこの日、相手先発左腕・田嶋の前に6回までノーヒット。一時は5点ビハインドを背負ったが、3-5の9回2死一、二塁で、代打・福留が抑えの増井から中堅フェンスを直撃する日米通算500本目の二塁打を放ち、走者2人を迎え入れて追いついた。頼れるベテランに指揮官も「つなぐ気持ちがあったからこそ、こういう試合ができた」とうなずいた。

 とはいえ、戦前にソフトバンクのチーム関係者から「パ・リーグでオリックスとロッテのチーム力は、他球団に比べて2ランク落ちる」と言われていただけに、白星なしは誤算。要因は人気、注目度では雲泥の差のオリックスナインの反骨心にあった。

 オリナインの1人は「ウチのホームゲームなのに阪神ファンの方が多いし、15日はテレビ中継が4局(カンテレ、サンテレビ、BSフジ、JSPORTS)もあって、普段と全然違った。その中で阪神を負かして自分たちをアピールできたのはうれしい」と胸を張った。実際「関西ダービー」の対戦成績は、阪神の通算27勝29敗3分けと拮抗している。

 これで阪神は今季交流戦4勝6敗2分けで、12球団中8位。リーグ戦再開後に大きな影響を及ぼす交流戦を勝率5割で終えるにも、残り6試合で4勝2敗が必要な星勘定だが、対戦相手の楽天、西武はいずれも強打線が持ち味。オリックスのチーム関係者は「楽天も西武も相当な強打のチームで、投手が抑えるのは至難。打ち勝つしかない」と指摘するだけに、この日も3安打しか打てなかった虎打線の奮起が必要だ。(山戸英州)

関連ニュース